窒素ガスのタイヤ充填で
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燃費がのびます
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タイヤ寿命が延びて環境にもやさしいです
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高級ホイールの酸化を防ぎます
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高速操縦安定性が向上します
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ハンドリングが向上します
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高性能タイヤの力を引き出します(自動車レースでも使っています)
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タイヤの片べりが防げます
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タイヤ内圧の点検手間が軽減します
日ごろ車に乗る際、案外気にとめていないのがタイヤの存在。
摩耗していてもよほどひどくない限りは気づかず、空気圧も思い出
したように時折ガソリンスタンドでチェックを頼む程度、という人が多いのではないでしょうか。
日本自動車タイヤ協会の調べによると、整備不良タイヤを使っている車は全体の18.5%に上るとか。
また、日本自動車連盟(JAF)の高速道路におけるロードサービスの出動理由の約2割弱が
パンクやバースト(破裂)といったタイヤ関連のトラブルだといいます。
これらはドライバーの多くがタイヤに無関心であることを物語る数字といえるでしょう。
しかし、いうまでもなくタイヤは路面と唯一接触している重要な部分であり、
車本来の走行性能を引き出し、快適な乗り心地を維持する上で、
非常に大きな役割を担っています。
タイヤの主な機能は「車重を支える」「路面からの衝撃をやわらげる」
「駆動力・制動力を伝える」「方向を転換.維持する」の4つですが、
整備不良のタイヤではこれらの点を満足することは困難であり、
いくら安全運転を心がけても、本当の意味での安全な運転は望めません。
したがって、まずは日ごろからの点検が重要となりますが、
タイヤの溝が減っていないか、異物が刺さっていたり、
傷が入っていないかなど、タイヤ本体の点検に加え、
もうひとつ大切なのが空気圧のチェック。
空気圧が不足すると、燃費や乗り心地が悪くなるだけでなく、
「スタンディングウェーブ現象」が発生し、走行中にタイヤが熱を持ち、
最悪の場合は破裂する危険もあるからです。
しかも、タイヤ内の空気は少しずつではあるものの、常に抜け続けています。
車種や運転具合にもよりますが、前出の日本自動車タイヤ協会の報告によると、
車重が大きいトラックの場合、60日間で10.5-21.2%もの空気が抜け出てしまうとのこと。
乗用車の場合はこれほど極端ではありませんが、
通常推奨されている2.2kgf/cm2の空気圧が
1.8kgf/cm2まで落ち込むと、車の性能にかなりの影響を及ぼすといわれます。
エアチェックを定期的に行ない、タイヤ内の空気圧を適正に保つことは、
いわば車を運転する限りついて回る手間といっていいでしょう。
ところが、そんな空気圧のチェック手間を大きく軽減するばかりか、
燃費や操縦性の向上にも役に立つ、ある方法が最近注目を集め始めています。
空気の代わりに窒素ガスを使った充填法。すなわち、
今回のテーマである「窒素充填」です。
タイヤ圧をー定に保ち、安全性と耐久性向上に役立つ窒素充填
あまり馴染みがない人も多いでしょうが、
実はこの方法は古くからー部では知られており、
戦後の早い時期に鉱山での建設用車両のタイヤに施された例があります。
安全性向上の面から、飛行機のタイヤなどにもかなり以前から使用されてきました。
また、モータースポーツの世界でもいち早く注目され、
インディーカーなどのレーシングカーでは、
窒素入りタイヤはすでにかなりー般的。
さらに身近なところでは東京・臨海副都心を巡る新都市交通
「ゆリかもめ」のタイヤにも 窒素が充填されているそうです。
それでは、何のためにタイヤにるか、といえば、まず第1のメリット"漏れにくさ"。
窒素は空気よりもタイヤのゴム部分を透過する速度が30%遅いため
同じ量が漏れるのにずっと長い時間を要します。
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