16.ブレーキ・フルード
液量が基準以下の状態で使用すると、配管内にエアが混入し、
液圧が伝達されなくなり 制動力が低下します。
また、長期間使用したブレーキ・フルードでは、
沸点が低下して 気泡が発生し ベーパー・ロックが起こり、
制動不能に陥り 事故の原因になります。
ブレーキ・フルードの役割は?
油圧式ブレーキの 各ピストンに 液圧を的確に 伝達します。
ブレーキ作動に伴い かなりの高温と成ります。
摩擦熱により、体積が膨張し 又冷えて収縮する(呼吸作用)ことによって、
熱劣化や 水分が ブレーキ・フルード(とても吸湿性の高い液体です)
の中に 溶け込み、沸点が低下、劣化します。
約1年間の使用で、沸点が半分になります。
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